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寄木細工の製法は2パターンあり、丈夫な無垢作りがおすすめ

繊細なデザインと木のぬくもりを感じられるのが魅力の寄木細工ですが、これはどのような工程で作られるのでしょうか。寄木細工の作り方としてはいくつかパターンがあり、それぞれ仕上がりの印象も少しずつ異なります。今回は、寄木細工の製造方法について紹介しますので、チェックしてみてください。

寄木細工はどのように作られる?

寄木細工はどのように作られる?

寄木細工の製造方法としては、大きくわけて2つあります。ひとつは「貼り」と呼ばれるもの、そしてもうひとつは「無垢」と呼ばれるものです。

「貼り」は通称「ズク貼り」と呼ばれており、カンナで削って作った模様を木の型に貼り付けて仕上げます。模様の部分は薄く、0.15mm~0.2mmほどです。

一方の「無垢」という製法は、厚みのある寄木削って加工し、そのまま成型します。この製法で作られたものは「無垢作り」と呼ばれます。主に菓子器、茶筒、ぐい呑みやお盆などがこの製法で作られます。

箱根寄木細工作りの制作工程

箱根寄木細工作りの制作工程

主な製造方法は上記の2つになりますが、箱根寄木細工作りの一般的な制作の流れもご紹介いたします。

  • 材料の乾燥…使用する予定の材料をすべて乾燥させておきます。
  • 使用する材料の選定…乾燥が済んだ材料の中から、実際に使用する材料を選びます。
  • 部材木取り…手鉋(てがんな)を使用して少しずつ材料を削り、部材木取りという作業を行います。
  • かんなかけ…基礎材から部材を作っていきます。
  • 寄木…切り出した材料の中から同じ形の部材を、膠(にかわ)を使って結合していきます。
  • 厚さ揃え…単位紋様材を膠で結合する作業を繰り返しながら、大きな紋様を作っていきます。この工程では多くのブロックを作っていき、そのブロックをまた結合させていき、寄木種板を作り上げていきます。

その後、経木削り加工、経木加工、経木貼付加工などの工程を経て、一つの作品がやっとできあがるのです。

無垢の寄木細工を扱う金指ウッドクラフトはトロフィー制作にも対応

箱根にある金指ウッドクラフトは、寄木細工の製造直売を行っています。すべての寄木細工製品を無垢の製法で作っているのが特徴で、繊細なデザインが魅力的です。一つひとつ職人の技で丁寧に作り上げており、仕上がった作品にはすべて責任を持ち、焼印を入れています。

また、金指ウッドクラフトでは1997年から20年以上、毎年箱根駅伝の優勝トロフィーを制作しています。これは箱根町から直々に依頼されて作っており、毎年完成度の高いトロフィーを納品しています。

トロフィーを毎年製造するのはもちろん、年によってデザインを変えているので、一つとして同じものはありません。無垢の製法で作られた製品は、丈夫さも魅力の一つです。

今回は、寄木細工を作る際の製法について紹介してきました。金指ウッドクラフトではすべて無垢作りで製品を仕上げているのがポイントです。繊細なデザインももちろんですが、製法によって雰囲気も大きく異なるのが寄木細工の魅力でもあります。ぜひ色々な商品を見比べてみてください。

箱根で寄木細工の魅力を実際に感じてみたい方は、金指ウッドクラフトが開催する寄木体験教室にご参加ください。金指ウッドクラフトでは寄木細工の販売だけでなく、体験教室も行っています。子どもから大人まで参加可能ですので、ご家族で申し込むことも可能です。

また、個人のお客様のご予約だけでなく、最大100名まで対応しているため団体予約も受け付けています。お申込みの際は直接お電話にてお願いいたします。

箱根で寄木細工の体験教室をお探しなら金指ウッドクラフトへ

会社名 (株)金指ウッドクラフト
住所 〒250-0314 神奈川県足柄下郡箱根町畑宿135
Tel 0460-85-5567
Fax 0460-85-9203
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